ラトリエ テンポでも絵を飾らせていただいている、愛すべき画家、山 洋平さんの個展が東京・自由が丘のDIGINNER GALLERY WORKSHOPにて明日より開催されます。
山さんはフランス在住で、奥さんで画家のカリン ギヤマンさんと息子とともに日本へ帰ってきております。
自然豊かで、大昔の建物が建ち並ぶ小さな村よりやってまいります。
リヨンから電車と車で向かうレニー村です。
うちの店をオープンする前にお宅に何日もお邪魔した事を昨日のように覚えています。
山さんの友人のカフェに行ったら、誰かの結婚式の二次会をしていて、ワインをいただいて乾杯したり、カリンさんのおばあちゃんとアペリティフ。お母さんのズッキーニのキッシュ、庭で採れた赤い実のコンフィチュール、カリンさんのラザニア、
フランスの生活の一部を過ごす
大変貴重な体験でした。
アーティストが日々、絵を描きながら生きている。素朴に生活しながら、自分を表現し続けます。とても豊かな時間に満ちています。
そんな彼らが生きるレニー村のパン屋さんの話をします。
村には現在パン屋が一軒だけになってしまい、カリンさんの同級生が営んでおりました。しかし、その方は腰を悪くしてしまいパン屋を辞めざるをえなくなってしまいました。
しかし、村人みんなの胃袋を支えるパン屋がなくなってはいけません。
流石にフランス、すぐに別のパン職人家族が引き継ぐことになり、2組の家族がパン屋にいて、仕事や機械、材料等の引き継ぎをしているところにお邪魔しました。1日も途切れさせずにパン屋の営業を引き継いでいくそうです。
厨房には職人学校の生徒が研修に来ていたり、パン屋家族の子どもがチョロチョロして材料と思われるチョコをかじっていたり。笑
ミキサーやオーブン等の機材は大きく立派ですが、何がどこにある等、日本のパン屋とさほど変わらないと思いました。
材料は、豊富で美味しい小麦、放牧され健康な牛のミルクからなるバターやチーズが、地に溢れている環境がとても羨ましいです。
自分もなるべく、地にある良い材料を使い美味しいパンをつくれたらなと思います。
私に貴重な体験を与えてくれて、強い影響を与え続ける画家、山 洋平さんの新作の絵を観に行きたいと思います。
皆様も是非いかがでしょうか
YOHEI YAMA -vital signs-
9.26 sat→10.12 mon
DIGINNER GALLERY WORKSHOP
東京都目黒区自由が丘1-11-2
03-6421-1517